富士通が親指シフトキーボードの販売を終了するというニュースを見た。
懐かしい。
現在主流のJISキーボードと配列や使い方が違って、
ひとつのキーに複数のひらがなが割り当てられており、
親指の位置に配置されているシフトキーとの組み合わせで
ひらがな入力するというものだ。
よく使うキーが中央近くに配置されているのも特徴で、
JISキーボードと比べると日本語の入力は段違いに速くできた。
自分が入社したちょうどその年に会社で「ワープロ」というものを
導入するということで使い始め、そこで導入されていたのが
慣れるにつれて入力のスピードも上がり、テープ起こし
(会議などでのやりとりを録音し、あとでそれを聞きながら
議事録を作る作業)も得意だった。
当時自分の周りにあまりなかったJISキーボードで
ローマ字入力をしようとすると、
どうにも非効率に感じたものだった。
いつの間にかJISキーボードが主流になってしまったものの、
言われてみればよくここまで販売を続けていたものだ。