BlueLunchboxのブログ

女性は話が長い?

オリンピック組織委員会の会長が女性蔑視ともとれる発言をしたことに

端を発して辞任に追い込まれた。

その発言の「全文」という記事も見て、

一連の報道内容とちょっとニュアンスが違うかなという感じもしたが、

その「全文」だってその前からどういう流れでその話になったのかは

よくわからないし、その「全文」を見ても気に食わない人は気に食わないだろう。

自分も、こういう書き方をすると女性蔑視を擁護するのか、

と受け取られかねないのがこの問題の怖いところでもある。

 

前にも書いたように、人類は集団で生活することで発展してきた。

家族単位とか複数の家族がほら穴に住んで狩猟生活をしていたような

原始人の時代を想像してみると、

女性は妊娠から出産、子供が小さいときの育児などで、

どうしても自由に身動きが取れない時期がある。

単独生活をしてしまうとその時期に食料を得ることが難しくなってしまうけど、

集団生活に入ることで、自分が動けない代わりに、

だれかに自分の分も獲物を獲ってきてもらうことができる。

自分が動けない時期に自分が必要とすることを人に伝えたり、

周りの状況を知ることや自分の存在を周りに意識してもらうことが

自分が生き延びる有効な手段になるので、

女性はコミュニケーション能力を発達させてきた、

っていう経緯もあるんじゃないだろうか。

 

男女平等ってよく言われるけど、

インプットを平等にするのかアウトプットが平等になるようにするのか、

っていうのが議論であいまいになっていることがあるような気がする。

インプット(扱いとか施策とか)を平等にすると、

妊娠出産がある女性からすると平等には感じないだろう。

アウトプット(結果)が平等になるようにするには、

インプットでは平等ではなく女性を優遇するようなことをしないと

アウトプットは平等にはならない。

 

ほんと、デリケートな問題で、人によっても受け取り方は様々だから、

よーく勉強してからこういうこと書かないとまずいかな。