夕べ寝てて寝返りしながら、たぶんずれた布団を足で直そうと
したんだと思うけど、足が強烈につってしまった。
ふくらはぎとかの先のほうじゃなくて太ももの付け根のあたりの
筋がつってしまった感じで、前にもあったんだけど、もう激痛!
いやーほんと、どうなることかと思った。
そのダメージが残りながら今日は車で山道や海沿いのほうに出かける用事があった。
天気がよくて気温も22℃ぐらいまで上がって、
山も海も景色がよくて、のんびりと快適なドライブになった。
山道はすれ違い出来ないような、冬の間は通行止めになるような本格的山道だった。
峠のあたりで、ここが史跡であることを示す木の立て看板があって
「塩の道」と書かれていた。
ここは昔、海沿いで生産された塩を内陸部に運ぶための道として栄えたようだ。
一応、今日初めて知ったのではなく、このあたりでは普通に知られている。
ここの道路も、毎週自分が自宅と赴任先を行き来する道路につながっていく。
どのぐらい昔の話なのか見当がつかない。
江戸時代ぐらい??牛の背に塩を積んで山道を歩いて運んだらしい。
ここだけじゃなく、日本全国どこでも海沿いと内陸部をつなぐ道は
どれも同じ役割があったのだろう。
それにしても、・・果てしないよ。過酷だよ。
着くのに何日かかったんだろうか。こんなけもの道で。
昔は塩って貴重品だったって聞くけど、
内陸部の人はこうして海沿いから塩が運ばれてこないと塩を得る手段は
なかったんだろうから、険しい山道を行ってでも塩を運べば売れたんだな。
そもそも、今の海沿いに初めて来た人類ってどうやって来たんだろう。
確か日本人の祖先はユーラシア大陸から来たのだから、
今の海沿いに住んでる人たちの祖先は内陸部からこの山を越えて
たどりついたのだと思うけど、一番最初に来たグループって、
この険しい山のはるか向こうに海があるってわからないまま
山道を歩きだしたんだよな。
よくそんな無茶なことできるよなー。
どのぐらい歩けばどうなる、って分からないまま行くんだヨ。
そんなにしてまで山道を行かなきゃならなかった理由があるのかな。
そんな賭けに出なくても内陸で平和に暮らして何も問題ないような気もするけど、
何か、仕方なく山道に向かわなきゃならない事情でもあったのかな。
それこそ塩を得るためかな?
でも、一番最初のグループは、この険しい山道を何日もかけてなんとか越えれば
海があって塩が手に入る、なんて知らないで出かけるわけだからなー。
信じられない。