前に「塩の道」の記事を書いてからちょっと考えてみた。
日本人はいつごろどうやって日本に来て、その後どうしたんだろうか。
だいぶ前に「日本人のルーツ」の記事でも同じようなことを考えたけど、
日本史って縄文時代から始まる。
縄文時代の始まりは、日本人が初めて日本に住み始めたころ、っていうことなんだな。
日本に来た時点ですでになわ模様の土器を作っていたかどうかはわかんないけど。
人類は東アフリカで誕生して、
その後「グレートジャーニー」と呼ばれる壮大な移動をして
数万年かかって南アメリカの南端までたどり着いたのだそうだ。
人類がまだ現生人類になる前の人類の祖先、原人みたいなのが
東アフリカで誕生したのが数百万年前、
そのときもグレートジャーニーがあって世界中に広まったのだそうだけど、
現生人類も数十万年前に同じく東アフリカで誕生して、
またそこからグレートジャーニーがあって、その過程で日本にも来た、っていう、
諸説あるんだと思うけどそんな感じのようだ。
日本に来たのが大陸と陸続きだったころに歩いてきたのか、
はたまた舟を使って海を渡ってきたのか、それが1万数千年前のようだ。
これがそのまま縄文時代の始まりってことになるんだな。
その後に大陸から稲作文化や人の流れがあって
弥生時代が始まったのが数千年前、と。
グレートジャーニーの壮大さから比べると、
内陸部に住んでいた人が塩を求めて沿岸部に移住するのなんか
ちょちょいのちょい、だったのかな。
日本人の祖先が海を渡って日本まで来たってことになると、
ひょっとして舟で最初に沿岸部に住み着いて、そこから内陸部に移住したのかな。
沿岸部からまた新天地を目指して
太平洋を東に向かってった人とかいなかったのかな。
そこはちょっと遠すぎるよ。
勢いでハワイとかミクロネシアとかの孤島に着いちゃった人も
いたかもしれないけど、ほとんどは無理だったろうな。
なんにしても、
決して移動能力が高くない人類がこうして繁栄するぐらいの人数で
日本にもやってきて全国各地に定着して経済活動も発達して、
簡単に「数千年」とか「数万年」とか言っても、
とにかくとんでもない時間だ。圧倒される。