BlueLunchboxのブログ

V50

明日から年末年始の休暇に入れる。

一度だけ当番で赴任先に戻らないといけないけど、それでも長期休暇は嬉しい。

今日は夜に赴任先から自宅に移動。

ここ最近の寒波のため山道はがっちり凍っててだいぶ緊張感が出てきた。

 

さて、ちょっと前に実家から

「押し入れに入ってる電子ピアノは処分していいか?」という連絡があった。

そうだった。すっかり忘れてた。

自分が若いころ、その当時はキーボード(シンセサイザー)が流行ってて、

ミュージシャンのステージなんかでもキーボードを何台も並べて

囲まれるようなスタイルがもてはやされていたし、

コンピューターと連動させた自動演奏や

ほかの音をサンプリングしたものを音源として再生したりするのが

先進的な感じだった。

 

そのうち、1台のキーボードにシーケンサーという自動演奏装置や

データを保存するフロッピーディスクドライブとかが付いて、

これ1台でOK、みたいな機種が出てきて、

自分もキーボードを弾けるわけではなかったけど、

思い切って買ってみたのがヤマハのV50というキーボードだった。

 

楽譜を買ってきてその音符データを打ち込んで、音色を割り当てて、

それを各パート作って再生すると、やっぱり機械的なニュアンスにはなるけど、

バンドで演奏するような感じになってとても楽しくてのめりこんだ。

 

そういえばちょっと前にそれを使って自分で作ったオリジナル曲とか、

バンドスコアを打ち込みしたものに自分でEWIという楽器で

メロディーを吹いたりしたものを当時カセットテープに録音したのが出てきて、

でも再生するラジカセがなかったのでそれも実家のラジカセを借りてきて、

うまい方法がなかったんだけどなんとかMP3ファイルにして

パソコンで再生できるようにした。

当時のことを思い出すことができる貴重なものになった。

 

たくさんあった楽器や機材も、人に譲ったり捨てたりしたのが、

その最初のキーボード、V50はまだ捨てないで実家にとってあったのだ。

 

でも、もう20~30年ぐらい前になるからちゃんと動くとは思えないし、

そのV50はスピーカーがついてなくて、

外部スピーカーやそれにつなぐケーブルとか、

ヘッドホン(穴にさすジャックが大きい!)もないから、

音が出るかどうかすらも確かめようがない。

「たぶん壊れてます」っていう条件で格安でオークションに出すっていう手も

あるけど、手間もかかりそうだったので、

貴重な思い出の品、もしかしたらこれだけ古いと何か価値があるのかも

しれないけど、処分してもらうことにした。

 

最近だとこういうキーボードって売ってるのかな。

パソコンと音楽ソフトでやったりするんだろうな。

ま、買う予定はない。