BlueLunchboxのブログ

カレー粉でカレーライス

インターネットの動画で、プロのシェフの人が

「カレーの箱の裏に書かれてあるとおり忠実に作る」っていう企画をやっていて

興味深く見た。

こういう料理動画って、みんな自分の独自性を出そうと苦心している感じだけど、

商品とかメーカーの宣伝ではなさそうで、中立な立場でこういう企画はあまりない。

 

箱の裏って説明書きのスペースも限られているし、

でもメーカーとしては数ある商品の中から消費者に選んでもらおうと

商品開発に大変なエネルギーを使っている。

「これだった売れるんじゃないか」っていう商品でも、

開発したとおりの味が各家庭で再現できないと苦労が報われない。

そのために、限られたスペースの中でポイントを押さえた説明書きになるので、

実はその1字1句が重要だ。

これを忠実に再現してみよう、という動画の企画。しかもプロのシェフが、だ。

とてもいい企画で勉強になった。自分は再現できるような気はしないけど。

 

さて、箱の裏の説明書きは再現できないくせに、

カレー粉からカレーライスを作ってみようと思った。

カレー粉はよく見かける赤い小さい缶に入ったやつだ。

このメーカーのホームページとか動画を見てやってみた。

 

さすがに手間がかかる。

ルウよりもまず、具材を炒めて煮込むところで手こずるありさまだ。

ルウの作り方は、まずフライパンに油を多めにひいて小麦粉を炒める。

どの説明を見ても「炒める」ってなってるけど、油が多めなので、

なんとなく小麦粉を油で練っている感じになった。

で、一旦フライパンを火からおろしてカレー粉を入れて混ぜる。

具材を煮込んでいる煮汁をちょっとずつ入れてといていく。みたいな感じだ。

最後に具材の鍋にルウを入れてできあがり。

 

いただきまーす。

・・予想どおり、これは練習が必要だ。

一応カレーライスにはなったけど、味が薄いっていうか、コクが足りないっていうか、

ま、固形のルウに勝てるはずはないと思っていたので予想どおりだ。

やっぱり工程が多くて、ひとつひとつ分量とか火加減とか時間とかに誤差があると

仕上がりに影響する。

 

なぜこれをやろうと思ったかというと、

固形のルウを買ってくると「8食分」とか「5食分」とか、まとまった量になる。

ま、それでしばらく同じメニューが続いてしまうのは、例えば3食入りの焼きそば

とかでも同じなんだけど、それを2食分とかずつ作れるといいかな、

なんて思ったからだ。

今回の初チャレンジは、まずはそれこそメーカーが紹介しているように

やってみようと思って、連休でもあるし、5食分でやってみて、

これで見通しが立ったら半分の量とかでやってみようと思ったんだけど、

たぶん、たくさん作るより少なく作るほうが分量や調理の精度が

必要なような気がする。

 

やっぱり固形ルウのほうが簡単でおいしくて安く出来上がるんだけど、

とりあえずカレー粉も小麦粉も余ってるし、

ヒマを見ながらまた練習してみることにしよう。