BlueLunchboxのブログ

休日の部活動を地域に移行

休日の部活動の指導を地域に移行する検討が進められているというニュースを見た。

民間事業者への外部委託という案もあるとのことだ。

初耳ではなく前からこういう議論があるのは見たことがある。

 

先生方の部活動への関わり方も人それぞれだけど、特に専門外だったりして

先生としてはそんながんばるつもりじゃないのにやらざるを得ない状況だったりすると

それが大変な負担になることはよく理解できる。

 

運動部の場合、その負担の「もと」ってずばり「大会」があることなんじゃないかな。

 

中学校だと最終的には中体連(中学校体育連盟)が主催する「全中」って呼ばれる

全国中学校体育大会、高校だと高体連(高等学校体育連盟)が主催する

「インターハイ」って呼ばれる全国高校総合体育大会がある。

これに優勝すると「中学日本一」「高校日本一」と呼ばれる。

これがあることによって、その予選、ブロック大会だったり県大会だったり、

それに出るための地区予選もやることになる。

この地区予選から「学校行事」「学校教育の一環」という位置付けなので、

それに向かって一応はどの学校もがんばることになる。

 

これらの部活動の指導を外部委託したりしても、活動そのものが学校教育の一環

であれば先生方もいずれ関わらざるを得なくなるんじゃないかな。

いずれ学校が運営する団体が主催する大会があってそれが学校教育の一環

とされる限り、現場の先生方の部活動指導の負担は変わらないように思う。

 

おもいっきり極端な話、そういった中体連、高体連主催の大会を無くしたら

どうだろう。

学校教育の一環として部活動の意義はあると思うので、学校の部活動はやる。

部活動の参加は自由、もちろん土日は休みだ。

そこで技術向上のほかにも、あいさつだったり規律だったり、学校教育として

必要なものは習得を目指せるような気がする。

なんなら、その発表の場として近くの学校いくつかで任意の定期戦みたいなのを

やるぐらいであれば学校教育としては十分なんじゃないかな。

 

そして、県内とか全国のチャンピオンシップを目指したい本気の人は、

それぞれの競技団体がこれまでも主催しているような選手権大会に、

学校としてではなくて個人やクラブチームに所属して、学校活動とは切り離して

それを目指す。

中体連や高体連にない競技とか、ピアノとか習ってる人って自然にこうなってるような

気がするし、少なくとも先生方の負担を減らすためっていうことであれば、

そういうチャンピオンシップを目指すことまで学校教育にしなくていいんじゃないかな。