仕事が終わって単身寮まで歩いている途中、
いつも通る大きめの橋から川を見下ろしたら、
白鳥が1羽、川に浮かんでいた。
どうしたんだろう。春に帰りそこねてしまったのかな。
白鳥って空を飛んで何千キロも旅をしてちゃんと目的地に着くんだからすごいよな。
ここまで進化するのにどのぐらいかかったんだろうか。
そこまでじゃなくてもほかの生物でも空を飛べるやつがいる。
昆虫とか鳥なんかよりもだいぶ先輩だ。
最初の頃の虫って、ヤスデとかムカデとかみたいな形だったとして、
それがたまたま風で飛ばされるやつとかいたんだろうな。
そうしてるうちに風で飛ばされることで生き延びるのに有利なことが多くて、
そんなやつが多く生き残って・・っていうあたりまでは想像つくんだけど、
そうして生き延びるのに有利だからっていって、
皮膚の表面が飛ぶのに有利なように羽根の形みたいに変わってくるもんかな。
何億年もかかるとはいえ、どう考えても都合がよすぎる。
やせたいって思い続けるだけでやせるようなもんだ。
空を飛ぶっていうだけじゃなく、今地球上にいる生物が身に付けている能力も
全てそうだ。
命のもとになるアミノ酸が発見されたっていうニュースもあった。
そんな材料が何億年か後には空を飛んだりできる生物になるだなんて途方もない。