BlueLunchboxのブログ

「気付かない」の仕組み

昨日は梅雨入りだった。

でも今日は天気がよくて気温も26℃ぐらいまで上がって暑かった。

 

さて、

仕事で、とある事故の調査があった。

気を付けていれば防げていたであろう事故だったが、

当事者は「気付かなかった」とのこと。

そしたらそれに対して「なんで気付かなかった?」という疑問が出された。

 

でも「気付かない」ってそういうものだ。

こちらは事故が起きてしまったという結果をわかっていて、

そこに至るまでの状況をさかのぼって調べて分析して、

普通にしてたらそれはあり得ないって思い込んでいるから

「なんで?」ってなるのかもしれないけど、

その当事者は特に意識せずいつもどおり進めていたわけで、

ここで気付かないと事故になるな、ってわかっててそうなったわけじゃない。

それが「気付かない」っていうことだ。

 

ま、ぼんやりしていた、とか不注意だった、っていうのが原因なのだと思うけど、

それが「なんで?」っていわれても当事者としてはなんで気付かなかったのか

自分でもわからないはずだ。

逆に事故を起こさないで済んだ人が、

考えうる全ての注意を万全に払っていたのかというとそんなことはない。

 

そんなんじゃまた同じことが起きるだろ、っていうのもそのとおりだけど、

実際そうやって自分が「気付かない」ことの仕組みに「気付かない」でしまっている。

 

自分が理解している世界の、その向こう側にも世界が広がっているっていうところに

気付かないとな。