仕事中に足元に何か落ちたなと思って見たらボタンだった。
さらによく見ると自分のブレザーの前ボタンだ。ありゃー・・。
ボタン付けはやったことがない。
単身赴任が始まってから自炊は何とか自分が食べるぐらいは
やれるようになってきたものの、裁縫はこれっぽっちもわからない。
自炊と同じくインターネット動画で探せば
これはこれで山のように出てくるんだろうけどなー。
ワイシャツの袖のボタンぐらいだったらがんばってみようかなっていう気も
ないわけじゃないけど、ブレザーの前ボタンはちゃんとしておかないと
いけない感じだからあんまりみっともなくもしたくない。
やれる人から見るとちょちょいのちょいなんだろうけど、
仕方ない。どっかに頼もう。
いつも日曜の夜に自宅から赴任先に移動してから入るスーパーに
クリーニング店があって、入ったことはないけど、
確か「洋服お直し」みたいなことも書いてあったような気がしたので行ってみた。
ボタン付けってやってもらえますか?って中にいた店員のおばさんに聞いてみたら、
「はい。私でよければすぐやりますよ。」っていうことだったのでお願いした。
どっかに運んで何日かかかってできあがってくるのかと思っていたので、
すぐやってもらえるのは助かる。
その場で待っているのもちょっと悪いような気がしたので、
となりのスーパーをひと回りしてから戻ってみたらもうできていた。早い。
代金を聞いたらなんと「いらないですよ。」という。
え!??
いやいや、看板を出してこれを商売にやってるのに「いらないですよ。」は
ないでしょ。
「私でよければやりますよ。」ってそういうことだったのか。いやー・・。
それでも「いらないですよ。」っていうことだったので、お礼を言って出てきたけど、
でもやっぱり申し訳なかったので、
スーパーでちょうどホワイトデー向けのお菓子コーナーがあったので、
ひとつ買ってクリーニング店に戻って差し上げてきた。
おばさん、どうもありがとうございました。