スポーツなどの勝負ごと。
なぜ勝とうとがんばる?
勝ったほうがいいに決まってるから?
負けたら悔しいから?
やっぱり人間って、自分がほかの人より優れていることを
形として表したいのかな。
人類を始めとして、今いる生物の全ては太古の昔からの
生存競争に勝ってきたのだから、そのDNAが
競争に勝つことを要求してくるのかな。
スポーツや文化系のコンクールなどについてみれば、
負けることは別に「悪」というわけではない。
一部にそれを「悪」とする見方があるのは残念なことだ。
それでは、勝つとどうなる?
きっと、勝ってみないとわからないものが得られる。
もちろん、負けたことで得られるものもある。
でも勝つのと負けるのでは勝つほうがずっと難しい。
難しいことをやり遂げて、勝ってみないとわからないものが得られる、
そこに価値を見出して、
きっとみんな勝とうとがんばるんだな。
負けた時の悔しさ、悲しさ、虚しさとすぐ隣りあわせではあるけど、
その不安と戦いながら、あるいは必ず勝つと信じて
強い思いで勝負に挑む、
高校生のその挑戦の舞台がなくなってしまった。
だれが悪いわけではない、何が正解っていうこともないと思うけど、
ここまで一生懸命練習を続けてきた、特に3年生には、
ただただ残念、としか声をかけられないな。