BlueLunchboxのブログ

勝負事と「楽しむ」

最近はあまり強調されなくなってきたような気がするけど、

一時期、競技スポーツ選手のコメントなどで

「楽しくやりたい」っていうのがよく支持されていた。

 

スポーツも元々は遊びの延長だから、

つらいと思ってやるのも気の毒な話だけど、

実際のところ競技スポーツとかの勝負事って厳しいから、

勝ちと、「楽しさ」を両立するのは難しい。

 

中にはトップアスリートで、

大舞台の、刃物で切り合うような緊張感の中にもかかわらず、

フッと笑って見せるようなつわものもいるし、

練習をやり込んで伸び盛りの時期に

自分より強い選手とやるのが楽しいって思える、

怖いもの知らずの時期も確かにある。

 

でも、普通の人は楽しくやろうとすると甘さが入る。

それで勝てるほど勝負事って甘くはない。

勝つって大変なことだ。

 

緊張感の中で相手との駆け引きとか試合の組み立てとか、

自分の戦術、技術を駆使して得点を争う、

それを勝負の達人たちは「楽しむ」って表現するのだと思うけど、

実際にその心理状態をほかに上手く表現できる言葉はないのかもしれないな。