自分はラグビーはさっぱりわからない素人だが、
ラグビーをやってた知り合いから、若いころに話を聞いたことがある。
ラグビーは「ガッツポーズをしない」スポーツだという。
トライを決めても、そのトライを決めた選手にパスを通した選手、
その前にタックルを受けて倒れた選手、
スクラムでこらえた選手がいる、ということが
当たり前のように浸透していて、
最後にトライを決めた選手だけが自分の手柄のように
喜ぶことはないのだという。
すばらしいな。
あと、審判の判定に不服で審判に食ってかかったりすることも
ないという。
あの広い競技エリアとスピードの中で、
審判も全てを把握できているわけではないことをみんな承知で、
プレーしている自分たちも状況がわからないことが多く、
それを一番見ているのが審判で、
その判定に従うのが当然なのだという。
すばらしいな。
その話を聞いてからもう何十年も!?たっているから、
その精神が現代気質みたいなのでどう変わっているのかはわからない。
最近はトップクラスの試合がテレビで放送される機会も増えたが、
あんなめちゃくちゃ激しくぶつかり合っている割に、
タンカが運ばれてきたり手当のために試合が中断したりということが
あんまりない。
もちろん、わざと倒れているんじゃないか?と思うような選手も見ない。
すばらしいな。
その、話をしてくれた知り合い、
「人に足踏まれてもなんとも思わないけど、
人の足踏んでもなんとも思わない。」とかいうのはちょっと…。