BlueLunchboxのブログ

津波警報

夕べ、日付が変わったころに携帯のアラーム音で目が覚めて、

見たら津波注意報だ、と。

テレビをつけて、ほう、警報が出てるところもあるんだ、うちは注意報か、

って思って、たまたま今回は自分は出社の当番ではなかったので、

当番の社員には悪いけど、ひと安心してまた寝た。

 

そしたら午前3時ぐらいにまたアラーム音がして、今度は津波警報が出たという。

警報!?それよっぽどだよ!?

津波警報になると自分が出社しなくてはならない。

早くて片道2時間半の自宅から出社しても

津波の到達速度にはとうていかなわないんだけど、

出ることになってるから仕方ない。

チャチャっと着替えして車で赴任先に向かった。

 

テレビで情報を聞きながら、

「南太平洋のトンガで大規模な火山噴火」

「1mの津波到達」

津波のメカニズムは不明」

「解除の見通しはわからず、半日から1日か」

え!?それは困るな。

今日はいつもどおり午後に自分の予定があって、もし早く終わったら

自宅に戻るつもりで出てきてしまった。

ま、仕方ない。長引いたら午後の予定は残念だけどキャンセルだな。

それにしても、洗濯物とかの荷物も置いてきたから、

いずれ一度自宅に戻らなくてはならない。

今日1日で自宅と赴任先を1往復半する覚悟だ。

 

走りながら、テレビが入らなくなってところでAMラジオにした。

ラジオなんて久しぶりだな。

さすがに峠のあたりは雑音だらけで聞き取りづらいけど、

でもだいたい全線で聞くことができた。

確かちょっと前に、ゆくゆくはAMは廃止してFMに一本化する、みたいな話を

聞いたような気もする。

FMじゃこんなに入らないだろうから、

災害のときを考えるとAMがなくなるのは心配だな。

 

峠道は金曜日の夜ほどではなかったけど、それでもまだ凍結路面で気を抜けない。

峠のS字カーブのあたりとか、タイヤの跡が大きく反対車線にはみ出してたり

蛇行したりしているのを見かけて、うわー、危なー、って思ったけど、

途中でUターンした跡もあったから、

これもしかして、車を横に滑らせて走るのが好きな人が遊んだ跡かな??平和だ。

 

会社に着いて待機を続けて、やっぱりいつ解除になるのかわからない。

こりゃ午後の予定は無理だな、と思ったけど、

10時ごろに待機は終わろう、という話が出て帰れることになった。助かった。

順調に帰れればギリギリ間に合う。

ちょっと気が急いたけど安全運転で帰って、自宅ですぐに準備して予定に間に合った。

 

津波警報も、自宅に向かう峠道のあたりで注意報に切り替わった。よかった。

 

こうして明るい時間にこのルートを走ることはあまりない。

2つ目のD峠を下ってN町に入る手前でふと進行方向を見ると、

遠くの山が雪化粧して、スキー場のコースも見えてきれいだった。

 

午後の予定を終わらせて、自宅に戻って準備していつもどおりまた赴任先に移動。

自宅からは、結局食べきれないで余ってしまったけんちん汁やご飯を

タッパに入れて持っていくことにした。

ガソリン代とか時間とかリスクとかかかって、お昼も食べそこねてしまったし

眠いけど、なんとかうまくいったな。

午後の活動もやった甲斐があった有意義なものになった。

 

モソモソと雪が降りだした中、眠くならないようにガムをかみながら、

のんびりと赴任先へ向かった。