今朝、家を出て外の階段を下りていたら階段の下のところに
ミヤマクワガタのオスが落ちていた。
確かにここは田舎だけどミヤマクワガタとはかなり珍しい。
体長10cmはないけど色つやもよくて元気だ。かっこいい。
自分は出かけようとしていたところだったけど、
捕まえてプラスチックのケースに入れておいて
とりあえず買ってあったキュウリをちょっと切って入れておいた。
ミヤマクワガタといえば思い出がある。
子供たちが小さい頃、みんなで観光地の湖に出かけた。
そこでスワンボートに乗って、ボートを追いかけてくる魚の群れを見たりして
遊んでいた。
すると、水面に大きなミヤマクワガタのオスが落ちて浮かんでいたのだ。
もう動かなくなっていたけど、すごい大きくて珍しかったので
ボートの上から拾って、とりあえず家に持って帰ることにした。
車の中では焼きそばかなんかを食べ終わったプラスチックのケースに入れていた
んだけど、しばらく走ってるうちにふと見ると、なんとそのミヤマクワガタ、
かすかに足を動かしたのだ。生きている！
水から出られて車の中のプラスチックケースで温められたのがよかっただろうか。
それで、ホームセンターに行ってクワガタの飼育セットや
エサ（クワガタ用のゼリー）を買ってきて家で飼うことにした。
柔らかい土や栄養のあるエサで少し元気になってきて、
ただ、片方の後ろ足とかアゴは硬直したままでずっと動かなかったけど、
ケースの中でゆっくり自力で移動したりして生きていた。
確か夏の終わりぐらいには死んでしまったけど、
絶望的な湖のど真ん中から命を救うことができたような気がして
よかったなー、と思った。
さて、今日拾ったミヤマクワガタは知り合いの中学生がほしいということであげた。
元気で暮らせよ。
