昨日、仕事が終わって自宅へ向かう途中、
もう単身寮を出る時間には暗くなっている時期で、
出発してからしばらくは調子よかったんだけど、
赴任先の郊外に出たあたりで車のヘッドライトの
「ハイビーム」がつかなくなってしまった。
峠道などは街灯もなくて真っ暗なので、
対向車がいないところではいつもハイビームをつけているので
スイッチを切り替えてもハイビームにならないのはちょっと慌てた。
ま、ロービームはつくので問題なく走れることは走れる。
いつもよりさらにスピード控えめで普通に走った。
よく、ロービームで時速60キロぐらいで走ると
障害物に気付いてブレーキを踏んでも停止距離はロービームの照射範囲より長くて
間に合わないから、ほかの車の迷惑にならなければハイビームにして走りましょう、
みたいな話があって、それはそのとおりなんだと思うけど、
それよりは、時速60キロぐらいで走ると停止距離はロービームの照射範囲より長くて
間に合わないから、夜はスピードを落として走りましょう、
っていう啓発の仕方のほうがいいんじゃないだろうか。
案の定、こんなときに限って、最初の峠の頂上を越えて急な下り坂のところで
シカが2匹、道路の真ん中にキョトンと立っていた。
この場所にいるのは珍しい。
こういうのがいるからできればハイビームにして走りたい。
運よく見通しがいい直線で見つけたのでスピードを落としながら、
でも相変わらずシカって驚いてくれなくて、そのまま立っているから
クラクションを鳴らしながらそ~っと近づいたらようやくよけてくれた。
つかなくなったハイビーム、たぶん両方ともついてない。
車のライトって、一度にどっちもつかなくなるんだっけ?
これがもし電球が切れてるだけだと、切れたほうだけつかなくなるような気がする。
ハイビームにすると車の中のメーターのところに青いマークが出るけど、
それはついている。
自宅についてからいつもお世話になっている修理工場の方に連絡してみたら、
明日は工場が開いているというので、今日になって見てもらうことができた。
やっぱり電球が切れていたとのことで、偶然なのかわからないけど、
左右どちらも切れたようだ。
無事に交換してもらうことができた。よかった。
電球は消耗品だから、考えてみれば約11年、12万5千キロ、
よくここまで交換なしで働いてくれたもんだ。
でもこうして同じようにロービームもいつか前兆なしに急につかなくなったり
するんだろうから、そうなるといよいよピンチだ。
さて、その工場で担当していただいた係の方、
相手のほうが気付いてくれたんだけど、自分も若いころ、
仕事でお付き合いがあった方だった。
すごい久しぶりで、だいたい30年ぶりぐらいなんじゃないかな。
自分は最初気付かなかったけど、よく気付いてもらった。
出張先で飲み歩いて騒いだ話とか盛り上がった。懐かしい。
こうして同じ仕事を続けて活躍されているっていうのはすばらしいな。