先日の練習で。
その日は2年生など主力メンバーがみんなお休みで、1年生だけだった。
練習が終わってあいさつをするのに合図の声を出す人がいない。
そこは適当に指名して問題なくやってもらった。
「1年生のリーダーを決めとかないとな。」
とか笑いながら話してたら、Aさんが
「1年生のリーダーはBさんです。」という。
「Bさんも今日は休みだな。サブリーダーまで作るか。」
「サブリーダーはCさんです。」
「Cさんも休みだ。」
みたいな他愛もない話だった。
小中学校や高校で、部長とか班長とか○○委員とかのリーダーって
ほかのみんなはやらなくていいのに自分だけ何かやらされて
損な役、っていうイメージがある。
だれもやりたがらない。
ほんとはリーダーの役割ってそういうんじゃないんだけどな。
さっきの例だと、こっちが別に答えを求めていたわけでもないのに
みんなの意見を代表してわざわざこっちに話してくれたAさんこそ、
あの場面では立派なリーダーだった。
リーダーといえば印象深い話がある。
優秀な人だけを集めてグループを作っても、
必ずその中で落ちこぼれが出てしまう。
落ちこぼれの人だけを集めてグループを作っても
必ずその中でリーダーが出てくる、というものだ。
組織論として興味深い。