単身寮の部屋は南向きで、朝起きて部屋の障子を開けると、
ちょっと障害物はあるものの日が昇る側が見える。
最近は朝から天気がいい日が続いていて、日の出前は低い山並みが
うっすら赤っぽく朝焼けになってきれいだ。
そして最近はすごい明るい星が見える。
明けの明星、金星だな。
調べてみたら今日がこの時期の最大光度になって-4.6等級ってなってる。
金星って地球や太陽に近いってのもあるけど、二酸化炭素の雲に覆われていて、
その厚い雲に太陽の光が反射して、それでよけい明るく見えるんだったかな。
自分が小学生のころ天体のことが好きで、
小さな図鑑を買ってもらっていつも眺めていた。
確かその頃に金星探査機が飛んでって金星を近くから取った写真ってのが
新聞に載って、それを切り抜いてその小さな図鑑に貼り付けて、
当時の探査機が撮った写真が新聞に載ったやつだから
目が粗い白黒のただの半月みたいな写真だったけど、それもずっと眺めてた。
曜日の名前って惑星と太陽と月の名前が付けられている。
昔、天動説が信じられていたころにこの7つの星が出てくる順番に合わせて
日、月、火、・・・って順番が決められて、
その7日間で1週間っていうのができた、んだったかな。
1年の周期と1週間の周期って何も関係ないのに
今はその1週間っていう区切りとか曜日っていう考え方が
人間社会にどれほど大きな影響を与えていることか。