単身寮から会社までの通勤の途中、
道路に面した家の生垣に小さなサンショウの木が1本ある。
サンショウの葉っぱはアゲハチョウの幼虫のエサになる。
通勤途中で立ち止まって見るほどでもないんだけど、
幼虫いるかな?って思ってつい通りがけにチラッと見てしまう。
自分が小学生で昆虫好きだったころ、家にもサンショウの木があって、
夏はいつもアゲハチョウの幼虫がついていたので、
葉っぱごと部屋の中に持ってきてケースに入れて眺めてたりした。
夏休みの自由研究はいつも何をやったらいいか困っていて、
毎年アゲハの飼育日記で済ませていたような気がする。
卵から生まれた幼虫が「1齢幼虫」で、一度脱皮すると2齢幼虫。
こんな感じで4齢幼虫までは色は黒くて
背中にVの字の白い線が入った模様になっている。
そしてこれが5齢幼虫になると緑色に目玉模様みたいなのも
ついたデザインに変わる。
5齢幼虫の次はさなぎだ。そして成虫になる。
アゲハの幼虫が食べるのってサンショウの葉っぱだけだったかな。
みかんの葉っぱにつくのもアゲハだったかな。
自分が育った地域ではみかんは生えないので見たことはない。
葉っぱを食べる幼虫って、どれも決まった葉っぱしか食べないんだったかな。
モンシロチョウの幼虫「アオムシ」もキャベツしか食べないしな。
成虫が卵を産む葉っぱを探すときに自分が幼虫のころ食べた匂いを思い出して
探すのかな。
そうすると幼虫としては別な葉っぱを食べさせられることはないから、
また同じものを食べて、で、また自分が成虫になったときに
自分が幼虫のころ食べた葉っぱの匂いを思い出す、っていう仕組みなのかな。
ところで、ネットでアゲハの幼虫売ってるのには驚いた。
そんなお金払って手に入れるようなもんでもないと思うけどな。