この間、真夏日寸前まで気温が上がったのに今夜は霜注意報が出ている。
霜って・・ま、この間も朝は涼しかったけどな。
さて、卵焼きの何が難しいって、まず焼き色がつきすぎてしまう。
焦げるほどではないんだけど、火が入りすぎて茶色い焼き色がつきすぎてしまう。
焼けた卵焼きをすぐその場で食べるんじゃなくて弁当に入れるので、
一応中までちゃんと火を通しておこうとつい念入りにやっちゃうっていうのも
あるんだけど、それにしてもきれいな薄い黄色のまま焼き上がるっていうのが
できない。
これはきっと火が強いからだろうと思って、超弱火にしてやってみると、
今度はなぜか卵がフライパンにこびりついてしまって、うまく巻けない。
こびりつく原因はよくわからないけど、超弱火だとこうなることが多くて、
こびりつくなら油を多めにすればいいのかな、と思っても、
巻き始めから卵がフライパンからパランとはがれてくれないことが多い
ような気がする。
卵がフライパンから離れてくれるには卵がちゃんと固まってないといけないから、
ある程度は火が強くないとうまくいかないのかな、なんて思ったりする。
それと、巻き終わる前に卵が焼けて固まってしまうと、
巻き終わりのあたりで卵同士がくっついてくれない。
巻き終わりのあたりではまだ固まりきってない卵が接着剤代わりに
なってくれるような感じだといい。
上手な卵焼きのコツとしてよく見るのが、
卵液を一度にドバッってフライパンに入れるんじゃなくて、
少し入れて巻いて、また少し入れて重ねて巻いて・・っていうやり方だ。
自分もこれまで試してみたんだけど、
1個の卵で1人分を作るので量が少ないためか、いまひとつうまくいかない。
フライパンに入れる卵の量が少なすぎてこれまたうまく巻けない原因に
なっているような気がする。
でも確かに、卵は火が通りやすいから、
一度に全部入れて卵の表面まで全部焼けるのを待っていると、
下のフライパンに接している部分は火が入りすぎるので、
フライパンに入れた卵液の全体が同じような火の入り具合にするためには、
あまり一度に多く入れすぎないほうがいい。
それで何回かに分けて入れてるんだな。
でも、たかが自分1人分作るのに、
卵液を分けて入れてそのつどフライパンの空いてる部分に油ひいて・・ってやるのも
手間がかかりすぎるような気がする。
決して卵焼きをあなどるわけではないけれど、
できればもうちょっと手軽にできあがってほしい。
これを簡単な方法で、でも分けて入れるような雰囲気を再現しようと
最近やってまあまあうまくいってるのが、
・ フライパンに卵液を全部入れるんだけど、入れるときにフライパンを少し傾けて
(手前の取っ手を少し持ち上げてフライパンの先を下にして)、
先の部分にたまるように入れる。
・ その傾けたまま少し火が入ったらフライパンを平らに戻す。
そうすると、卵液の表面でまだ固まっていない部分が、
フライパンの手前側にダラーッと流れてくる。
・ 焼けてる先のほうから巻き始めて、そうしているうちに
手前側に流れてきた卵も固まり始めるので、そのまま全部巻く。
こうすると、巻き始めもあまりこびりつかないでフライパンから離れてくれて
巻きやすいし、巻き終わりのあたりはまだ卵が固まりきってなくて、
うまく接着剤代わりになってくれる。
全体的に弱火でやるので、焼き色もつきすぎない。
最初に先のほうに卵液を入れるあたりまでは中火ぐらいでやってもいいのかな。
やっぱりまだまだその日その日でうまくいったりそうでもなかったり安定しなくて、
ホント卵焼き、あなどれない。