BlueLunchboxのブログ

時空

アインシュタイン相対性理論によると、

光の速度に近付くほど時間の流れは遅くなるとのことだ。

 

その理屈についても本か何かで見たことがある。

時間の経過を示す時計の表示が光のスピードに追い付けない、

みたいな説明だったかな。

いや、そう一言で説明できるような簡単な感じではなかったけど、

思い切り省略して説明するとそんな感じだったような気がする。

 

その説明でだいたい間違いないとすると、

それって、時計の表示が正確にならないだけで、

淡々と進んでいる時間の流れそのものが

遅くなっているわけじゃない、んじゃないかな。

 

もちろん、相対性理論に歯向かうつもりは全くなくて、

素人でもわかりやすい説明がないかな。

 

光に速度があるって気付いた人がすごいなと思うけど、

人類が考える「速度」って距離とまさに「時間」で計算するから、

その時間や空間が絶対的なものじゃないってことになると、

速度っていう概念が違うのかもしれない。

 

例えば、地面を歩き回るアリは

平面という2次元空間で生きているとすると、

このアリに3次元空間の世界は理解が難しい。

サッカーボールの上をアリに歩かせると、

アリにとってはどこまで行っても果てしない広い平面

にいるとしか理解できなくて、

球体という3次元空間はたぶんアリには理解できない。

 

同じように普段3次元空間で暮らしている自分たち人類の多くは

4次元以上の空間の概念を理解するのは難しい。

宇宙の始まりの「ビッグバン」の「前」はどうだったの?

広がり続けてる宇宙のその「外側」ってどうなってるの?

って、つい、普段の時空を前提に考えてしまう。

 

例えば、いま人類がいる太陽系を含む銀河系全体とか宇宙全体が、

実はいくらか光に近い速度で移動しているのかもしれない。

その場合、実際に時間の流れがちょっと遅くなるとして、

でもその中にいる人類はそれに気付かず、

遅くなっている今の時間が絶対的な時間の流れだと思って

日々暮らしている。

時間の流れが遅くなったからといって

自分やほかの人の動きが遅く見えるわけじゃないだろうし、

その中にいるだけじゃ気付きようがない。

 

そうか。だから時間の流れが絶対かどうか考えても

あまり意味ないんだよ、ってことかな。

考えてみりゃ時間って「計ってなんぼ」みたいな感じで、

普段の生活の中でも相対的なものだもんな。

 

そうだとしても「時の流れ」は絶対的なものとして

淡々と進んでるんじゃないかな、

って、やっぱりどうしても思ってしまう。

時の流れの正体ってなんだろう??

 

「時間は存在しない」みたいなことを言う学者も

いるって聞いたことがある。

それもありかもな。