BlueLunchboxのブログ

米食

カラッとした秋晴れの日が続いて気持ちいい。

単身寮近くにある小さな田んぼは稲が刈り取られて

収穫されたようだ。

 

最初に米を食った人類の祖先って、

よくこれを主食にしようと思ったな。

 

最初はその辺の湿原みたいなところにパラパラと生えてた、

稲じゃなくて別な穀類の実を食べてみたのだろう。

鳥とかが食べてるの見てマネしたのかな。

 

今でこそ米を精米して炊いておいしく食べることができるけど、

最初はもみ殻のまま食べてみたんだろうな。

まだ芋とかだったら試しに食ってみたら意外といけた、って

なるかもしれないけど、雑穀をもみ殻のまま、

炊かないで生の硬いまま食べて、

これはいける、って思ったかな。

 

しかも、おなかいっぱい食べようと思ったら

結構たくさん集めないといけない。1日3食だ。地道すぎる。

生のままだと硬いものを、よくあきらめないで

炊いてでも食べようって思ったな。

 

これはいける、って思って、

でも結構たくさん集めないとおなかいっぱいにならないから、

そうだ、これを集めて1か所にまいて、

まとめて育てればたくさんとれる、って思ったとして、

それが収穫できるまでに何か月もかかるのだ。

(それはほかの作物も同じだけど。)

 

芋とかトウモロコシとかのほうが手軽で、

「こっちでいいんじゃね?」って思って

米はあきらめてもよさそうなもんだけどな。

保存のよさが決め手かな。

 

昔、「はじめ人間ギャートルズ」っていうアニメを

テレビでやっていた。

原始人をキャラクターにしたコミカルなアニメで面白かった。

主人公はゴンという名の少年。

その最終回を覚えている。

 

狩猟生活を送っていたゴンたちの村に

ブンメー(文明)というリーダー率いるグループがやってきた。

そして、狩りではなく稲作を指導した。

毎日稲の手入れをするゴンたちだが、

いつまでたっても食糧にありつけない。

そんなゴンたちにブンメーは

「秋になればシューカク(収穫)がやってくる」と言うが、

ゴンたちは半信半疑。

不満がつのってきたゴンたちの村にマンモスの群れがやってきた。

ブンメーたちはマンモスと戦うことができず逃げていったが、

久しぶりの獲物にゴンたちは張り切り、

マンモスを仕留めて「これがシューカクか!」と喜び、

元の生活を取り戻した。

という感じだったように記憶している。

 

本物の人類も米に目をつけて調理の方法を覚えて

栽培するようになるまでどのぐらい時間かかったのかな。

それがしまいには世界のあちこちに普及したんだからすごいな。