会社で、ある若手社員の意外な経歴を知る機会があった。
競技スポーツ経験者で、それもかなりの実績、
その競技中心の進路をたどってきたようだ。
どうりで、と思った。
普段の仕事ぶりを見ても、
何かあるな、と思わせる雰囲気を感じることがあった。
口数は少ないんだけど、動じないというか、責任感もあるし、
がんばりがきく。
たまたま別の若手社員で、
4月から仕事の担当を変えたのがストレスになったのか
休みがちになってしまったりしたのと対照的で、
やっぱりスポーツやったやつは使えるな、と改めて感じた。
スポーツやってない人はダメ、というつもりはない。
そういった経歴だけで人を判断してはいけない。
スポーツやってない人でも仕事ぶりが立派な方はたくさんいるし、
スポーツだけじゃなく文科系の活動でも、
場合によってはスポーツでは得られないようなこともあるのだと思う。
要は、自分から壁にぶつかりにいくことをやってきたか、
成功の保証がないのを承知で挑戦することをやってきたか、
みたいなことかな。
実際には、いくらがんばっても優勝者以外はみんな負けて終わる。
夢はかなうとか努力は必ず報われるとかなんて甘いもんじゃない。
でも、そういう世界の中で得られるものって大きいと思う。