BlueLunchboxのブログ

暗殺者のパスタ

最近、料理系のインターネット動画で

「暗殺者のパスタ」っていうのをよく見かけるような気がする。

なんでも最近イタリアを流行ってるのだそうで、

スパゲッティの麺をゆでるんじゃなくて、硬いまま先にフライパンで炒めて、

トマトベースの味付けをしてから最後にゆでるのだそうだ。

麺を炒めるのに焦げ目がつくまでしっかり炒めて、

その焦げ色とトマトベースのソースの色が血の色を連想させるということで

「暗殺者のパスタ」だそうだ。

 

さっそくやってみた。

具材はそれほど凝ってなくて、とりあえず「トマト缶」が100g、と。

はいはい、トマト缶・・とスーパーの棚からすぐに見つけてカゴに入れようとして

ハタと考えてしまった。

使うのは100gなんだけど、トマト缶は400g入りだ。

確かに動画でも余ったトマト缶の保存方法まで教えてくれてはいたんだけど、

400g買って300g余って、保存しても次の使い道が思いつかない。

ずっと暗殺者になりっぱなしになってしまう。

迷いながらスーパーの中を行ったり来たりウロウロ歩いて、

結局、生のトマトをひとつ買って代用することにした。

 

作り方は斬新だけど難しくはない。

大きくて浅めのフライパンでニンニクのみじん切りを油で炒めて

(オリーブオイル使うとイタリアっぽくなるんだと思うけど

なかったのでサラダ油。)、

香りが出たらタマネギのみじん切りと鷹の爪を入れて、

タマネギに火が通ったらトマト。

買ってきた生トマトは重さが170gだったけど、

1cm角ぐらいに切ってあらかじめ別なフライパンで炒めて、

トマトの水分で煮込むような感じにしておいたのでそれを使った。

結果的にはこれで正解だったんじゃないかな。

トマト缶との風味の違いはわからないけど、

要はトマト缶の風味を使いたいというよりはトマトベースのソースができてくれれば

いいのだろう。

 

で、トマトもなじんだらスパゲッティの麺を硬いままでフライパンに投入!

まじか!?って感じだけど。

麺も折らないでそのまま入れるので、

最初はフライパンの端につっかえてフライパンの底に当たらないんだけど、

先に炒めていたソースを麺の上に回し乗せたりたりやってるうちに

ちょっとずつ麺が柔らかくなってきてようやくフライパンに収まってくれた。

これでしばらく炒めて、底に焦げ目が付いたらひっくり返して同じく炒める。

ちょうどよく焦げ目が付いたら水400cc、塩コショウ、コンソメの素を入れて、

水気が飛ぶまで煮込んでできあがり。

 

色も「暗殺者の・・」にふさわしい感じに仕上がっていただきまーす!

お!おいしい!

麺に焦げ目がついたところはご飯でいうところの「おこげ」みたいな感じになって、

そこが硬い食感になっているのが、まだゆで上がってないような感じに

似てはいるけど、味もしっかりしみこんでいておいしかった。

 

それにしてもよくこんな作り方思いついたなー。

フライパンに硬い麺を入れてフライパンの端につっかえたあたりには

どうなることかと思ったよ。

 

今日は朝方ちょっと冷え込んだものの、天気がよくて日中は気温も上がって、

夕方に自宅から赴任先に移動するときは最初のほうだけ、

窓を3cmぐらいだけ開けて走った。気持ちいい。

3月も2週目に入って、だんだん本格的年度末。

仕事もそれ以外もいろいろ動きが出てくる時期になってきた。